多くの時間を過ごす部屋。部屋はレイアウト次第で心地よさが大きく変わります。
「一人暮らしの家具の配置・レイアウト、どうすればいいの?」という方に向けて、理想のライフスタイルのイメージ作りから、モノ選び、レイアウトのヒントをご紹介します。
1.モノからコトへ
「一人暮らし 家具 配置」で検索すると、様々なサイトがレイアウトのコツなどを紹介しています。
多くのサイトに共通するのが、ベッド、TV、ソファは必須のものとして、レイアウトを紹介していること。
6畳から8畳の部屋にその3つを置けば、空間はほぼ埋まってしまいます。
それではレイアウトをいくら変更したところで、そんなに大きな変化は生まれないのが実際のところではないでしょうか。
モノからコトへの時代といわれます。
部屋もそうです。
モノありきで考えるのではなく、コトから考える。
例えば、プログラミングに熱中している学生にとってTVは不要かもしれません。
それよりもプログラミングに集中できる環境が良いでしょう。
広いスペースの机、長時間座っても疲れにくい椅子、目が疲れにくい照明、適度にリラックスできる音楽や香り。
「コト」から発想することが大切です。
スマホが一人一台の時代になったことにより、個人の情報発信力が強まり、個人の創作活動も広がりをみせています。
部屋は帰って寝るだけの部屋から、創作の場へと変わりつつあります。
例えばYoutuberやブロガーなどは部屋で創作活動し、多くのフォロワーと価値を生み出しています。
副業解禁と相まって、この流れは加速していくでしょう。
2.ワクワクする暮らしのイメージを描こう
「コト」からの発想には、何が好きか、嫌いか、どうなりたいか、どうありたいかというイメージが必要です。
これをここではゴールイメージと呼びます。
ゴールイメージは自分自身が心からワクワクするものでないといけません。
なぜなら人間はワクワクしないものに対しては行動を起こせないからです。
ゴールイメージ、そのために必要なコト、そのために必要なモノという順番で考えていきます。
いくつかケーススタディをご紹介します。
どれも全く違うお部屋ですが、それぞれの価値観が反映されています。
これをそっくり真似しようとするのではなく、どうしてこういう部屋なのか、と考えながら見ていきましょう。
固定概念は吹き飛ばして、心からワクワクする暮らしのイメージを描きましょう。
一朝一夕では実現しませんが、ワクワクする暮らしのイメージを描き続けることで少しずつ近づいていくでしょう。
2-1.ライフスタイルに溶け込むグリーンインテリア
プランツアーティストの川本諭さんの自宅のワークスペース。
グリーンがセンスよく配置されています。
ただ植物を置くのではなく、隙きのない美しさを追求するのでもない、自然体の空間が魅力です。
大好きな植物に囲まれながら、ここの机で次のプランを練っているところが想像できます。
インスタグラムでよくお部屋が出てくるので、グリーン好きはフォロー必須です。
2-2.クラシックで洗練されたデザイナーの部屋
ファッションデザイナーのトム・ブラウンさんの自宅。
服が好きな人はデザイナーの自宅を参考にしてみるのも〇。
「師を見るな、師が見ているものを見よ」という言葉がありますが、部屋には、デザイナーの価値観が詰まっています。
トム・ブラウンの服はクラシックで洗練された世界観をもっています。
好きなデザイナーの自宅やワークスペースからセンスや世界観を盗んでみるのも良いでしょう。
2-3.日常がトレーニングな部屋
ダンス、アクロバット、トレーニングをライフワークとして、世界を飛び回る人のお部屋。
「好きなことで生きていく」を体現している人です。
YouTubeでは日本の自宅はもちろん、アメリカ滞在中の部屋も見ることができます。
カッコイイ身体をつくりたいという人は一見の価値あり。
3.リビングは人をつくる
リビングは多くの時間を過ごす場所です。
テレビがあってソファがあって、という「常識」に縛られる必要はありません。
モノからスタートするのではなく、コトから発想する。
そのためには、理想のライフスタイルを思いっきり描いてみることが大切です。
ワクワクするイメージが描ければ、もう半分実現したようなもの。
理想に近づく「行動」を決めて、その行動を促す環境をつくりましょう。
4.配置シュミレーションサイト3選
家具の配置で一番大事なのは余白。
モノに溢れたごちゃごちゃした部屋からは「何か新しいことをはじめよう」という気持ちにはなかなかならないでしょう。
モノで空間をいかに埋めるかではなく、いかに余白をつくるかを考えます。
ご紹介するサイトは無料で家具配置のシミュレーションができます。
理想の暮らしをイメージして、コトからモノを発想した上で、チャレンジしてみましょう。
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