一人暮らしを始めて、ガス代の高さに驚いた!という方は多いのではないでしょうか。
これって私だけ?使いすぎなの?平均額はどのくらい?気になりますよね。
総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの平均のガス代は約4,500円です。
ただ、使っているガスの種類がプロパンガスか都市ガスか、あとは季節によってもだいぶ違ってきます。
目次
1. 都市ガス?プロパンガス?そもそもどっちを使っている?
ご自分の住まいで使われているガスの種類。
プロパンガスなのか、都市ガスなのか、把握しているでしょうか?
それぞれの見分け方、ご存知でしょうか?
1-1. プロパンと都市ガスのコンロの見分け方
12A・13AやLPGなどのシールは貼られているか?
- 都市ガス(12A・13A)
- プロパンガス(LPG)
大抵のガス機器やガス器具には側面などに「12A」とか「13A」、または「LP」などと書かれているはず。
LPだとプロパンガスを使用するガスコンロです。
ガスコンロは本体の左全面、ガス給湯器やその他のガス器具ならば本体の側面、もし見つからない場合でも、本体のどこかに型番や説明書きがされているはずです。
物件の周辺にガスボンベがあるかどうか確認する
都市ガスの場合ではガスを供給するためのガスの導管が地下に埋まっているはずなので、
都市ガスの場合は物件の近くにガスボンベは存在していないので見分けがつきます。
2. 都市ガスとプロパンガスの違いとは?
以下のサイトははプロパンガス、都市ガスの違いを表にまとめてあります。
プロパンガスと都市ガスの違いについて
燃焼カロリー(標準熱量)、つまり火力に大きな差があることがわかります。
都市ガスのカロリーは10,750kcal/m3、プロパンガスのカロリーは24,000 kcal/m3となり、
プロパンガスの熱量は、都市ガスの2.23倍あります。強火が必要な飲食店や製造工場などで、プロパンガスの利用が多いのはそのためなのです。
3. ガス料金の計算方法を知っていますか?
3-1. 都市ガスの場合
都市ガスの価格設定は国の規制がかかっているため、どの地域の都市ガスでも同じ方法で計算します。
基本料金も単位料金も使用量によって変動する料金体系をとっていますが、
一般家庭が使用する20~40㎥程度だと基本料金とガス単位料金の目安は、基本料金1,000円強、1㎥あたりのガス単位料金は約130円です。
3-2. プロパンガス代の計算方法
基本的に計算方法は都市ガスと同じです。
ただしプロパンガス使用の場合、請求書にはガス使用量と請求額しか記載されていないという場合がままあります。
その場合、内訳を把握するにはガス単価を計算する必要が出てきます。
一般的にプロパンガスの基本料金の平均額は1,890円、1㎥あたりのガス単位料金は約523円です。
4. ガスの使用量を減らせばガス代を節約できる?
さて、節約方法についてです。
「ガス代を節約する。」と言うと、多くの人は使いすぎないように、と気をつけるかと思います。
でももしかしたらその努力は無駄かもしれない、と言ったら驚かれるでしょうか?
使用量も請求金額もだいたいこのくらい、もしくは使用量は同じくらいなのに請求金額は高い、という方はガスの使用量をおさえるよりももっといい節約の方法があるのです。
もし使用量がこれよりも多い、という方は、一度はガスの使用量をおさえる節約方法を試すべきでしょう。
これは、都市ガスの平均基本料金を1,000円、1㎥あたりのガス単位料金を130円とした金額です。
ただ、都市ガスはプロパンガスの半分の熱量しかないため、実際は倍近く使用量が増えるでしょう。
しかしそれでも都市ガスはプロパンガスよりも安くなります。
ただ、かと言って全ての地域、物件で都市ガスが使えるわけではありません。
もし都市ガスを利用できたとしても、初期工事費用がかかる場合もあるので注意が必要です。
ここまで読んでいただき、自分にあった節約方法を探るにはまずは使用量を把握する必要があるのがお分かりいただけたと思います。
5. ガス使用量を知ってあなたにぴったりの節約方法を知ろう
5-1. 都市ガスの「ご使用量のお知らせ(検針票)」の見方
以下のサイトは、都市ガス(東京ガス)の「ご使用量のお知らせ(検診票)」です。⑥の部分に「ガス使用量」が記載されています。
6. ガスメ—タ—の見方
こちらは都市ガスでもプロパンガスの場合でも、左からそのまま数字を読むだけです。
右にやや小さな文字で数字を表示するメ—タ—が多いですが、それは1㎥未満の数字を表します。
7. プロパンガスの検針票の見方
以下のサイトは、③に使用量が表記されています。
立米(りゅうべい)㎥が省略されて表記されていることがあります。
通常、今回指針から前回指針を差し引いた値が示されます。
8. 使用量が少なかった!場合の節約の鍵は「基本料金」と「従量単価」
ガス使用量の見方がわかったところで「ガス使用量が5㎥くらいと少なかった。」という場合は、
ご利用のガスを「基本料金」と「従量単価」がより低いものに変更することでガス代を節約することができるでしょう。
ただ、地域や物件によっては使えるガスの種類、ガス会社は限られている場合があるのでまずは使うことのできるガス会社をチェックしてみましょう。
以下のサイトではガスの切り替えでいくら節約できるのかが診断できます。
9. ガスの使用量が多い場合の節約方法
一般家庭のガス利用のほとんどが、「お風呂」と「台所」で消費されています。
なかでも一人暮らしの場合にはお風呂での消費の占める割合はより高くなります。
9-1. お風呂の入り方の見直しは重要なポイント!
一人暮らしにおすすめの、お風呂でのガスの節約方法をあげてみたいと思います。
15分以上シャワ—を浴びるならお風呂に入る。
15分以上のシャワ—はお風呂よりもガスを消費してしまいます。
逆を言うとそれよりも短くて済むならお風呂ではなくシャワ—の方がお得です。
お風呂のフタはこまめに閉める。
お風呂の追い炊きや湯足しの回数を減らすためにフタをしてしっかり保温しましょう。
シャワ—の時間を短くする。
お風呂に入るならなるべくかけ湯で洗った体や頭を流しましょう。
お湯が溜まったら自動でお湯を止められるアイテムを活用する。
自動お湯張り機能がない場合には便利なアイテムです。
無駄にお湯をこぼしてしまわないように気をつけましょう。
シャワ—ヘッドを変える。
節水タイプのシャワ—ヘッドに変えることでガスの節約もできます。
10. 台所でのガスの節約術は?
ガスを節約するためにレンジなどの電化製品を使う方法もありますが、電気代のかかるもの以外をここでは紹介します。
1つの鍋で調理したり茹で汁を利用したりする。
このようなアイテムを使うと一度に何品かの調理が簡単にこなせてガスの節約になります。
食器類はなるべく水で洗う。
しつこい油汚れなどでなければ水洗いしましょう。冬場はゴム手袋を使うと良いでしょう。
火はなるべく強火ではなく中火にする。
鍋からはみ出るような強火はガスの無駄になります。
火にかける前に鍋底の水を拭き取る。
まとめて一気に調理しておく。
ガスバ—ナ—の穴を定期的に掃除する。
すぐに調理できる炒め物を中心にする。
ガス代が節約できる調理法は、炒める>蒸す>煮るの順になります。
水を使わないので早く食材に熱を通すことができるのです。
11. ガスの使用量に合わせた方法を選んで賢く節約しましょう!
ガスの使用量の見方と同時に適切なガスの節約方法についてお分かりただけたと思います。
生活のスタイルやお住いに合わせて、まずは簡単な方法やチェックから、すぐにでも始めてみてはいかがでしょうか?
賢くガス代を節約して、ゆとりある一人暮らしを楽しみましょう。
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