6畳という決して広いとは言えない部屋に住んでいる方にとって、ベッドをどう配置するかということは重要な問題です。
本記事では一人暮らしの方を中心に、6畳部屋の理想のベッド配置のコツとおすすめのベッドを紹介していきます。
1.6畳部屋の理想のベッドの置き方は?
1-1.ベッド配置基本の4パターン
ベッドの配置のパターンは大きく4つあります。
今回は6畳の中でも一般的な縦長の6畳部屋を例として、ご紹介していきます。
何を重視するかによって、オススメの置き方は変わりますので、どれが自分にピッタリか是非考えてみてくださいね。
パターンA:奥・横置き
正方形のスペースをつくるのが、部屋を広く感じるためのコツです。
この置き方は手前に正方形のスペースが生まれるため、最も広さを感じやすくなります。
一方、ベランダを塞いでしまうので、洗濯物を干したりするときに不便なのがデメリットです。
とにかく空間を広く見せたいという方にはオススメの置き方です。
パターンB:奥・縦置き
パターンAに比べると、ベランダへの出入りはしやすくなります。
空いたスペースがL字型になり、正方形のスペースが無い分、パターンAと比べると狭く感じやすくなります。
窓際にベッドが近いと、外気の影響を受けて睡眠の質が落ちやすくなるのがデメリット。
パターンC:手前・縦置き
入り口から窓際までの視線を遮らないため、比較的広く感じやすい置き方です。
窓際から離れているため、冬は寒さの影響を受けにくくなります。
ベッドの長編が壁につくので、掃除がしづらいのがデメリットです。
寒さも使い勝手も両方満たしたいという方にはバランスがとれているこの置き方がオススメです。
パターンD:手前・横向き
窓からくる冷気の影響をうけにくいのと、ベッドの短編しか壁についていないため、比較的掃除がしやすいのがメリット。
ただ、入ってすぐベッドが手前にあるので、圧迫感は感じやすくなります。
部屋は帰って寝るだけという人にはピッタリの置き方です。
1-2.快適な睡眠環境をつくるために
日本睡眠科学研究所によると、理想の睡眠に適している室内温度は夏場は約25℃~26℃、冬場約22℃~23℃、湿度については50%~60%が理想的でとされています。
適切な温度管理が良い睡眠を促します。
窓は最も熱を通しやすい場所
家の中での熱の出入りがもっとも大きいのが窓。
日本建材・住宅設備産業協会の調査によると、窓などの開口部から、冬の暖房時は58%の割合で熱が放出し、夏の冷房時には73%の割合で熱が入ってきます。
適切な温度管理のためには、窓をしっかり対策していくことが必要です。
賃貸でも手軽にできる熱対策
暖房をつけてるのに足元が寒いという経験はありませんか?これはコールドドラフト現象が原因。
コールドドラフト現象とは、窓辺で冷やされた空気が、冷たい風となり、部屋の下の方に流れ込むことです。
これによって実際の温度よりも体感温度が低く感じやすくなります。対策として、賃貸でも手軽にできる3つの方法をご紹介します。
①ベッドを窓際から離す
一番手軽でお金がかからない方法です。
窓際の冷えた空気の影響を受けづらくなりますので、冬の一番寒い時期など、一時的に窓際から離すのもオススメです。
②厚手のカーテンをつける
暖房をつけているお部屋の空気を外に逃がさず、冷たい外気をお部屋に入れないためには、遮光カーテンなど気密性が高く、断熱性が高いものを選ぶのがオススメです。
カーテンの長さも注意。
オーダーの場合はしっかり床につくものを。
既成品を買う場合は、採寸をしっかり行った上で、床まで届く長さのものを選びましょう。
ABパターンを選ばれる方は是非この対策を試してみてください。
③サーキュレーターを置く
サーキュレーターと扇風機の大きな違いは可動域。扇風機は上下30度ほどですが、サーキュレーターは90度くらいまでの可動域があります。
冷えた空気が滞留しやすいお部屋の下の空気を押し上げて、上に溜まっている温かい空気を循環させます。
5000円前後でデザイン性の高いものも出てきているので、お手軽にできる防寒対策としてオススメです。
ABパターンの置き方の場合は、窓際に向けてサーキュレーターを置くことで、温かい空気を送り込むことができます。
1-3.部屋を綺麗に保つために
ベッドの置き方によって掃除のしやすさは変わってきます。
ベッドの長編を壁につけると、寝具の湿気からカビが発生しやすくなります。
また掃除のたびにベッドを動かすのを億劫と感じる方が多いので、埃は溜まりがち。
キレイなお部屋を保ちたいという方はベッドの短辺を壁につける置き方を選びましょう。
スペースの関係で長編を壁につけるという方は最低50センチは隙間を開けて、壁とベッドの間に湿気がたまらないようにするのがオススメです。
2.6畳部屋にオススメのベッド3選
2-1.シングルベッド
ベッド下に収納できるスペースがあることベッドがオススメ。
6畳の空間を有効に使うにはできるだけデッドスペースをなくすことが大切です。
ベッド下に収納できれば、タンスなどの大きい家具を置かなくても良いので、空間を広く使えます。
2-2.ソファベッド
6畳にソファとベッドを置くと、かなり狭く感じる方は多いのではないでしょうか。
ソファベッドは一台二役。
空間を広く使えるのが最大のメリットです。
一方で、ソファからベッドにするのがめんどくさくてずっとベッドのままというユーザーの声もあるので、選ぶ時は慎重に。
2-3.ロフトベッド
ベッドが上にあり、下がワークスペース等になっているので、空間を有効活用できます。
高さがあるため、圧迫感を感じやすいのがデメリットです。
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