あなたのお部屋のレイアウトは心地よく過ごせますか?
レイアウトに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
アイリス収納・インテリアドットコム調べによると、模様替えのきっかけランキングはこのようになっています。
- 1位 気分転換をしたいとき(29.1%)
- 2位 新しい家具を買ったとき(21.8%)
- 3位 断捨離したとき(14.2%)
今回は、8畳のお部屋に住んでいる方向けに、レイアウト変更によってスッキリ暮らせるようになる情報をお届けします。
模様替えで気分転換をしたい方必見です。
1.「余白」をつくる7:3の法則
スッキリ暮らすには「余白」が必要です。
モノがぎっしり詰まったお部屋からは新しいことをしようという気持ちが生まれてこないものです。
1-1.8畳の面積をまず知ろう
1畳の大きさは実は地域によって異なります。
大きく分けて4種類あります。
広さの感覚としては1坪の半分、人ひとりが寝れる広さと覚えるといいでしょう。
江戸間(1.548㎡) 880×1760mm | 関東より東の地域。 |
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京間(1.824㎡) 955×1910mm | 関西より西の地方。 |
中京間(1.656㎡) 910×1820mm | 愛知・岐阜県など中部地方。 |
団地間(1.445㎡) 850×1700mm | 公団住宅やアパート・マンションなどで使われる。 |
「不動産広告を規制する不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」によると、居室等の広さを畳数で表示する場合、畳1枚あたりの広さは、1.62m2(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上となっています。
よって、賃貸サイトなどで表記される平米数は京間もしくは、中京間を基準に表記されていることが多いでしょう。
1-2.モノの総量はシングルベッド2つ分まで
京間で計算すると、8畳は14.5畳です。
そして全体の3割だとすると4畳分です。
4畳はおおよそシングルベッド2つ分です。
あくまで目安ですが、スッキリと暮らしたいなら、気分を変えたいなら、この配分を意識してみましょう。
2.整理整頓をマスターしよう
- 「シングルベッド2つ分に全然収まらない」
- 「モノが多くてどこに何があるか把握できない」
- 「家の中なのに探し物に時間がかかる」
- 「はさみやのりなど、同じようなモノが二つ以上ある」
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
そのような方はレイアウトを変える前にモノと向き合う必要があります。
2-1.まずは整理から
整理とは、「いるもの」と「いらないもの」を区別し、「いらないもの」を捨てることをいいます。
フリマサイトなどをうまく活用すれば、「いらないもの」をお金に換えることもできて一石二鳥。
何を残すかは人それぞれですが、まずは自分の持ち物を向き合う過程が必要です。
これをせずしてレイアウトを変えても根本的な変化は起きません。
まずは、引き出し一つから行うのがおススメです。
いきなりお部屋全体から初めても途方に暮れてしまうこともあるでしょう。
引き出しひとつという「場所」でくくってもいいですし、本や服などの「種類」でくくってもいいと思います。
少しずつモノの総量を適正に近づけていきましょう。
必要なモノばかりでこれ以上モノを減らせないという方も多いでしょう。
モノを減らすうえではちょっとしたコツがありますので、3つご紹介します。
それがこちらの3点です。
- 「重複をなくすこと、」
- 「1台2役を見つけること」
- 「デジタル化」
「重複をなくす」は、文字通り同じものを2つ以上持たないということです。
これは特に文房具に多くみられます。
普段使わない筆ペンが3つあったり、はさみが3つあったり。
同じものが2つ以上ある場合、誰かに譲ったり、処分しましょう。
「1台2役」は、一つのモノで複数の機能をもたせられないか考えるということです。
例えば、テレビを見る頻度が少ない場合、思い切ってテレビを処分して、PCやスマホでTVを観ることにする等ということです。
ソファとベッドの機能を持たせたソファベッドもこれにあたります。
「デジタル化」は、本やCDなどをデジタル化し、モノとして所有しないということです。
音楽もダウンロードからストリーミングへと変化し、今やCD、いやデータすら持っていなくても音楽が楽しめるようになりました。
こういったテクノロジーにより、モノを減らしやすくなってきています。
2-2.整理があってこそ生きる整頓
整頓は「いるもの」を然るべき場所に配置することです。
ここで初めて本題のレイアウトの出番です。
動線、掃除のしやすさ、心地よさの面からレイアウトを考えていきます。
レイアウトを考える上では、人が通るのに必要なスペースを覚えておきましょう。
ソファと机の間、ベッドと壁の間など、この数字を参考にしながら置いておくといいでしょう。
3.「余白」がコンセプトのケーススタディ
ここからは、「7:3の法則」、「整理・整頓」を満たした事例を見ていきましょう。
3-1.1Kとワンルームのケース別
まずは基本パターンを抑えましょう。
8畳のレイアウトには大きく分けて4つのパターンがあります。
あなたのお部屋のタイプはどちらでしょうか。
ワンルームは部屋の中にキッチンが配置されています。
1Kは部屋の外にキッチンが配置されています。
よって1Kの方が部屋を広く使えます。
ワンルームで8畳という表記ですと、実質使える広さは6畳程のことが多いです。
その代わり、1Kと比べると賃料が安い傾向があります。
もう一つの違いは部屋の形状。「縦長」と「正方形」があります。
縦長の間取りは都心部の物件に多い傾向にあります。
南向き住戸を多くとろうとすると、間口が狭くなり、必然的に縦長になるためです。
立地が良い傾向がある反面、縦長ゆえ部屋の内部まで日が入ってこないというデメリットがあります。
正方形の部屋は、間口が広いため日が奥まで入ってきやすいのがメリットです。
3-2.「余白」を感じる事例4選
①お手本はホテルにあり。
縦長の間取りです。
長編を壁につけて奥にベッドを配置。
馴染みのあるレイアウトではないでしょうか。
それなのにこれだけスッキリみえるのは、7:3の法則をキープしているから。
ホテルのインテリアはとても参考になりますので、取り入れてみるのもおススメです。
②無印で叶えるミニマルライフ
無印の家具は無駄がなく、シンプルでいて、価格もお手頃で、一人暮らしの強い見方です。
色数を絞ることにより、統一感が出て、ごちゃつきがなくなっています。
③解放感の秘訣は「低さ」
このお部屋がスッキリ見えるのは、特にベッドの低さ。
これにより、目線が遮られずに解放感が生まれます。
ベッドやソファの買い替えを検討されている方は、できるだけ低いものを選ぶと、同じ大きさでも解放感を感じやすくなります。
④照明でリラックスムードを。
モノを減らしたら、照明をプラスしてみるのもおススメです。
このお部屋のようにリラックスムードをつくれます。
部屋の角に照明を置くと視覚効果で広く感じやすくなります。
またソファベッドも低めにおさえているため、比較的モノは多いものの、スッキリしてみえます。
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