一人暮らしにとって食費は出費の大きな割合をしめ、節約術を知りたいと言える一大項目です。
しかし安いだけで栄養を考えずに食材を選ぶと、長期的には体調を崩し医療費がかかるリスクがあるので本末転倒です。
本記事では一人暮らしの食費節約術を、栄養価の高いレシピと併せて紹介していきます。
1.慣れない1人暮らし、食費節約には保存に注意!
一人暮らしで困るのがなんといっても家事。
掃除や洗濯も大変ですが、一番お金が関係してくるのが、自炊です。
毎日外食ではおそろしくかさむ出費も、自炊であれば一食500円以下に抑えることも不可能ではありません。
では、食費を抑えるために、気を付けるべきはどこでしょうか。
- 買う
- 保存する
- 使う
自炊は基本的に上記の3ステップで構成されています。
買うについては、直接お金がかかわる部分なので注意している方も多いでしょう。
問題なのは2番目の保存するの部分。
買った食材はそのまま使いきれればいいのですが、安売りやセールの際にまとめ買いをすることもあると思います。
そんな場合に、使いきれずに腐らせてしまった、というのでは、逆に損をしてしまいます。
食品には、実は様々な保存方法があります。
1-1.野菜玉
野菜をまとめてレンジで温め、袋に小分けにして冷凍する方法。長ければ2週間もの保存が可能であり、しかもすぐ料理に使用できます。野菜が安いときにはおすすめの保存方法です。
1-2.肉は二重保存で
肉を保存する際には、基本的に冷凍庫を使用します。
この際、トレーのままで冷凍してしまうと、解凍時にうまみや栄養素が逃げてしまいます。
肉を保存する場合には、トレーから取り出してラップで肉をくるみ、フリーザーパックに収納しましょう。
1-3.魚は薄切りで即時冷凍
魚は特に冷やす速度が重要になります。
できるだけ薄い、熱の下がりにくい状態で保存しましょう。
可能であれば、鉄やステンレスのトレイで熱伝導率を上げ、温度を下がりやすくするのがおすすめです。
2.節約中でも栄養充填! おすすめの野菜たち
自炊で重要なのは、安くて栄養のある食材を使うこと。
実はスーパーで安く売られている商品には、想像以上の栄養が詰まっている食品が多々あるのです。
2-1.もやし
言わずと知れた節約最強の味方。
足が速く、日持ちしないことが難点ですが、安くて栄養満点、料理もしやすいという三拍子そろった野菜です。
種豆を買ってくれば自分で育てることもでき、食費節約の主役といっても過言ではありません。
2-2.えのき
実は、意外に栄養豊富なえのきだけ。
豊富なビタミンを持ち、食物繊維たっぷりのえのきには、腸活効果やがん予防、さらには免疫力を強化し生活習慣病を予防してくれるなど、安くて体にいい、とても優秀な食材なのです。
安売りで買い込んでも、なめたけやナムル、つくだ煮など、保存が利く料理の多くに使えるのも魅力です。
2-3.豆苗
他の野菜と比べても、圧倒的栄養価を誇る豆苗。
くせがないので料理に合わせやすく、根を残しておけば新しい芽がまた出てくるという素晴らしい食材です。
一度買うだけで何回分も食べられるのは、とてもお得ですね。
3.手間を減らして簡単栄養補給! 一人暮らし用・節約常備菜
一人暮らしでは、料理の手間を省くためにも常備菜を作ることをおすすめします。
常備菜とは、作り置きのおかずのこと。
数日間保存できる料理をある程度作っておくことで、毎日の料理の手間を減らすことができます。
今回は、上記の野菜たちを使った常備菜レシピを紹介します。
3-1.もやしのナムル
茹でたもやしと調味料を混ぜるだけの簡単メニュー。
熱を通すことでもやしの日持ちを良くします。
えのきや豆苗などを一緒にゆでて、混ぜてもいいですね。
もやしとえのきのそぼろ豆腐いため
もやしとえのきを使った炒め物。
肉の代わりに豆腐を使うので、ヘルシーでお財布にも優しい優れものです。
短時間でできるので、もう一品ほしい、という時に便利です。
豆苗と豚バラのうま味炒め
安くてたっぷり使える豆苗は、肉との相性も抜群。
シャキシャキの食感と肉の脂で大満足間違いなし、栄養満点の一品です。
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