お金がない一人暮らしの人にとっては収入から支出を引いた残りの金額がいくら残るのかということは大きな問題です。
そして大事なのはお金の出入りを把握することで、家計簿をつけることが有効です。
本記事では、一人暮らしの方を中心に貯金のしやすい家計簿の付け方について述べていきます。
1.こんなに便利!一人暮らし家計簿のメリット
一人暮らしは、何かと入用なことが多いもの。
少しでもお金をためるために、無駄な出費は極力抑えたいですよね。
しかし、ただむやみに出費を抑えようとしても、結果は思うように出ません。
なぜなら出費の正体は、日常の行動にあるからです。
そこでおすすめしたいのが、1人暮らしの家計簿。
家計簿には様々なメリットがあります。
- 自分の行動を改めて客観視できる
- 意図しない出費や、意外な支出のサイクルに気づける
- 収入と支出のバランスを考えられる
- 買いたいもののための貯金計画が立てやすくなる
- 急な出費にも焦らず対策を立てられる
一人暮らしの経済は、自分を中心に成り立っています。
だからこそ収支の確認は、現在や今後の行動に直結するのです。
未来のために、ぜひ家計簿をつけることをおすすめします。
2.1人暮らしの家計簿こそ、レシート分類で楽々仕分け
では、家計簿はどのようにつけるのがおすすめなのでしょうか。
つけ方は様々ありますが、家計簿をつける時に悩みがちなのが、項目分け。
家賃など変動のない固定費や、分類がはっきりしている水道光熱費などはまだしも、交遊費や雑費など、分類が難しい項目は多々あります。
また食費にしても、外食と自炊、レトルトのストックや旅先での名産品など、こまごまとした分類が可能であるために、どれをどう振り分ければいいのか悩んでしまうことも。
かといって項目分けが少なすぎると、支出の流れがわからず家計簿をつける意味が薄くなってしまいます。
そこでおすすめしたいのがレシート式家計簿です。
やり方は以下の通り。
- 店のレシートをできるだけためておく
- 月末に店ごとに振り分ける
- レシートの量や金額から、何に使っているのかを把握する
この3ステップで、自分の支出を把握することができます。
家計簿をつけるうえで大切なのは、使った額を把握すること。
ですから、通常の家計簿と同じようにレシートが重要になります。
レシートを分ける基準は、店ごとだけ。
何を買ったかはとりあえずは置いておいて、とにかく店ごとに分類していきます。
すると、店ごとに量の差ができてきます。
実はこの差こそが、無駄遣いを知るポイントになるのです。
たとえば、コンビニのレシートが多い場合。
レシートの内訳で、何を買ったのかを確認します。
その結果、ついついコンビニによってお菓子を買ってしまう、ボールペンやメモ帳を忘れて買い直してしまうことが多いと気づけば、次回から無駄遣いを修正することができるのです。
3.大切なのはゆるくすること
家計簿で重要なのは、いくら使ったかよりも何に使ったか。
具体的な金額を知るよりも、自分が何に使いすぎているのか、どこを減らせるのかということを知るのが、家計簿の目的です。
いくら使ったからいくら減らす、という金額ベースの考え方では、金額のやりくりでストレスが溜まってしまい、家計簿が長続きしない要因にもなり得ます。
また、金額を正確にしようとするのもNG。
細かすぎる金額計算は、家計簿を一層辛いものにしてしまいます。
それよりも、自分の支出について再認識し、これに使う傾向があるから頻度を少なくしよう、安いもので代用しよう、という考えの方が、無理なく続けることができます。
さらにもうひとつ注意しておきたいのが、好きなことを断ち切ってしまうこと。
たとえば、喫茶店通いが趣味という人が、週に3回喫茶店に行っていたとします。
1回当たりの支出を500円とすると、週に1500円。月で6000円の出費になります。
しかしここで、「支出が大きすぎるから行かないようにしよう」とするのは苦痛のもと。
好きなことができなくなって苦しいのはもちろん、耐えきれずに行ってしまっても罪悪感で楽しめなくなってしまいます。
それではお金が増えても、心は辛いままです。
好きなことは、いっそ必要経費にしてしまってもいいのです。
無理に断ち切ったり、我慢したりする必要はありません。
家計簿内で支出を減らすときは、値段の高さよりも、生活で優先順位の低いものから減らしていくようにしましょう。
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