一人暮らしでのインコを飼いたい!という方の為に、今回はインコの飼い方や、種類・寿命・値段など知るべき基礎知識をまとめてご紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
1.一人暮らしでもインコは飼える?鳴き声問題をクリアにしよう
一人暮らしでインコを飼う場合、鳴き声の問題があります。
ペット可としている物件の多くは、その対象を犬や猫にしており、その他の動物に関しては家主に相談する必要があります。
インコはさえずることが仕事です。
集合住宅であれば近隣に鳴き声で迷惑がかからないようにすることがマナーです。
また、換毛期には羽毛も生え変わるので掃除にも十分気をつけなければなりません。
ペット可であっても、「インコを飼いたい」という旨は事前に家主に相談するようにしましょう。
2.インコの種類と寿命、値段
インコの魅力と言えば、美しい羽毛とさえずり、そして人に非常によく懐くことです。
ペットとして一緒に暮らす以上、やはり懐いてもらえると嬉しいですよね。
また、インコは種類によって特徴や性格、寿命なども異なります。
カラフルで表情豊かなインコ。
種類別に魅力をお伝えします。
2-1.セキセイインコ
セキセイインコは、ペットとして最もポピュラーなインコです。
体調は18〜23センチほどで、細長い体をしています。
寿命は8〜10年ほどです。
小さい体でも長生きしてくれます。
模様も多種多様で、イエローやブルー、ホワイト、単色や縞模様が入っていたりと個性に溢れています。
ものまねが得意で、特にオスは人間の声や物音などを上手にマネしたり、会話のように楽しんでみたり、とても愛嬌のある性格をしています。
鳴き声はインコの中では小さいですが、怒ったときや興奮したときはギャーギャーと大きな声で鳴きます。
値段は2,000円前後で購入できます。
2-2.ボタンインコ
ボタンインコは、頭部、腹部、羽部分でもカラーが違うカラフルなインコです。
体長13〜14センチ前後で、がっしりとした体つきをしています。
寿命は10年ほど。飼育環境によっては10年以上生きる個体も珍しくありません。
目の周りが白いアイリングで囲われており、赤いくちばしが特徴的。
ボタンインコは愛情深く、つがいで飼育するとその仲の良さから「ラブバード」と呼ばれています。
社会性が高く、1羽で飼う場合はその愛情を飼い主さんに向けるため、非常に懐きやすいインコです。
気が強く、くちばしで千切る力も強いため、指を噛まれて出血するケースも多く見られます。
鳴き声は甲高く大きいですが、セキセイインコほどモノマネは得意ではありません。
値段はカラーによって異なりますが、10,000円前後です。
2-3.オカメインコ
オカメという名の如く、頬の位置にオレンジ色の丸い模様が特徴のオカメインコ。
体長は30センチほどで大きく、頭に換羽があります。
寿命は10〜15年と長命で、長く一緒に生活するパートナーになってくれます。
オカメインコはインコではなくオウムの仲間ですが、他のインコに比べると性格はおっとりしていて繊細。
人によく慣れ、飼いやすいため人気があります。
しかし、鳴き声はとても大きいため、壁の薄い集合住宅で飼育する場合は防音対策が必要になるでしょう。
値段は20,000〜30,000円ほどです。
2.インコの飼い方と注意点
インコはその多くがオーストラリアなどの気温の高い国が原産です。
温度管理はもちろん、インコの習性をよく理解して飼育する必要があります。
インコの飼い方を事前にチェックしてから、お迎えするようにしましょう。
2-1.栄養たっぷりの餌と新鮮な水
インコはお腹がすく度に餌を食べます。
体が小さいインコは、丸一日何も食べられないと死んでしまうこともあるのです。
水入れに糞をしてしまうこともあり、汚れた水を飲むことで病気になることがあります。
そのため、餌と水は毎日新鮮なものに交換しましょう。
餌はインコが自分で殻を向いて食べる殻つきタイプと、あらかじめ殻が剥いてあるむき餌があります。
殻つきの方がインコにとってもストレス解消になったり、鮮度が長持ちするなどメリットがありますが、剥いた殻がちらばったり餌入れに溜まったりします。
殻つきを与える場合は、上に溜まった殻を吹いて飛ばし、足りなくなった分だけ追加すると良いですね。
植物のタネや野菜なども好んで食べるので、たまにおやつとして与えると喜びます。
2-2.1日1回鳥かごの敷物を交換
鳥は空を飛ぶため、少しでも体を軽くしておく必要があり、糞は体に溜めずすぐに排泄する必要があり、トイレを覚えません。
そのため、鳥かごの下の敷物は毎日交換しましょう。
掃除がしやすいよう、鳥かごの下が引き出しのトレーになっているものを選ぶと便利ですね。
週に1度は鳥かご全体を煮沸消毒し、丸洗いすると清潔が保てます。
2-3.夜は布を被せて早く眠らせる
インコをはじめ鳥類は、明るくなると活動し、暗くなると巣に戻ります。
人の生活に合わせていると、夜遅くまで起きていることになり日中寝不足になってしまいます。
21時頃を目処に黒い布などを被せて休める環境を作ってあげたいですね。
インコは早起きなので、一緒に生活していると健康的な生活サイクルにしてもらえるかもしれません。
2-4.1日1回は鳥かごから出そう
手乗りインコとして飼育するなら、1日1回は鳥かごから出してコミュニケーションを取りましょう。
ずっと鳥かごの中にいると、インコもストレスが溜まります。
人によくなつくインコですから、飼い主さんとのスキンシップもしたいはず。
話しかけたり撫でたりして、たくさん可愛がってあげてくださいね。
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