フェレットは大変可愛く最近人気のペットで、飼いたいと思っているいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では特に一人暮らしの方でも飼えるように、値段や寿命なども含めてフェレットの飼い方をお伝えしていきます。
1.フェレットってどんな動物?
フェレットは細長い胴体に短い手足をした、体長は30〜40センチほど、体重は1キロ前後のイタチ科の肉食動物です。
寿命は6〜10年と長生きです。
4歳頃からはシニア期に入ると言われ、腫瘍や腎臓の病気などにかかりやすくなる傾向が
あります。
寿命を全うしてもらうためにも、定期的な検診が必要です。
好奇心旺盛で人懐っこく、犬と猫のいいとこ取りをしたような性格をしています。
水遊びやお散歩が好きなフェレットもいるので一緒に遊ぶことができる、ペットとして人気の小動物です。
2.一人暮らしでも飼いやすいフェレット
一人暮らしのペットとして人気のフェレット。
その理由の1つに鳴き声の小ささが挙げられます。
怒ったときは「キーッ」と鳴き、喜んでいるときや楽しいときなどは「クックック」と鳴くことがありますが、いずれも小さな鳴き声で、近隣に響く音量ではありません。
また、フェレットは一日のほとんどを寝て過ごします。
ペットを飼いたくても、仕事などで家を空ける時間が多いと躊躇している人も、フェレットであれば飼いやすいですよね。
小動物の中でも、ダントツで人によく懐き、遊び好きでコミュニケーションを取ることも出来ます。
省スペースでの飼育が可能で、お世話にもあまり手がかからないので、一人暮らし向きのペットと言えるでしょう。
3.フェレットの種類と値段
フェレットの種類は、ファームと呼ばれるフェレットの繁殖場によって、性格、値段などが異なります。
いずれも海外のファームで、フェレットは発情前に臭いを放つ臭腺除去手術をされ、日本に輸入されます。
代表的なファーム3つと、それぞれの特徴は下記の通りです。
マーシャルフェレット
日本で一番流通しているポピュラーなのがマーシャルフェレットです。
性格はおっとり、噛み癖も少なく、初心者向けのフェレットです。
他のファームに比べると身体も細身で小さく、顔もシュッとしているのが特徴。
また、識別のためにマイクロチップが埋められています。
値段は4〜6万円ほどです。
パスバレーフェレット
パスバレーフェレットは、一般的な模様のセーブルのほか、薄いカラーのライトセーブル、濃いカラーのブラックセーブルなど、カラーバリエーションが豊富です。
マーシャルに続き、日本での流通が多いパスバレーフェレット。
丸顔で、わんぱくで遊び好きな性格が特徴です。
比較的安く、値段は3〜5万円ほどです。
ホールデンフェレット
がっちりと筋肉質な体格で、身体も大きめなホールデンフェレットは、パスバレー同様、豊富なカラーバリエーションが魅力です。
元気いっぱいでアクティブなフェレットで、耳に「H」の入れ墨が入っています。
フェレットの扱いに慣れている人にオススメです。
値段はカラーにより幅があり、4〜7万ほどです。
4.フェレットの飼い方
フェレットの飼育にはケージが必要です。
ケージの中には、
- エサ入れ
- 水入れ
- トイレ
- フェレットの寝床(ハンモックなど)
を入れます。
エサはフェレット用のペレットを、食べたいときに食べられるようにしておくことが大切です。
その時に食べられる量をフェレット自身が調整して食べてくれるので、古くなった餌を取り換えつつ、一定の量を朝晩とエサ入れに入れておきます。
お水も同様で、新鮮なものをいつでも飲めるように用意しましょう。
また、フェレットはトイレの場所も覚えることができ、3〜4時間くらいの間隔でトイレをします。
汚れたままだと別の場所にトイレをしてしまうので朝晩、こまめなトイレ掃除が必要です。
1日1回は20分程度はケージから出して、猫じゃらしなどで遊ぶ時間を作るといいですね。
フェレットは独特の体臭を持っています。
定期的にお風呂場でのシャンプー、爪切り、耳掃除なども行う必要があります。
更に、フェレットは暑さに弱く、夏はクーラーが必需品です。
真夏の閉め切った部屋ではフェレットが熱中症となり生死に関わる事態となるため、室内温度は27度以上にならないようにしましょう。
5.フェレットのしつけ
フェレットは肉食動物のため、噛むことが大好き。
おもちゃや安全なものであれば問題ありませんが、人の手や家具などを齧ってしまうと怪我をしたり、賃貸であれば部屋を出るときにお金がかかってしまうこともあります。
噛み癖をしつけるには、噛んではいけないところを齧ったら、すぐに「ダメ!」と叱ることです。
現行犯でないとフェレットもなぜ叱られたのかわかりませんので、すぐに叱り辞めさせることがポイントです。
電気コードなどは露出しないようにカバーをつけたり、またはフェレットをケージから出すときはサークルで囲い、その中で遊ばせると安心です。
トイレのしつけは、フェレットの「隅でトイレする」習性を使い、ケージの隅に設置します。
はじめての場合は別の隅にトイレをしてしまうこともあるため、ニオイを残しておくといいでしょう。
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