金魚育ててみたいなと考えている方に、今回は一人暮らしでも飼いやすい金魚の種類をご紹介します。
また、人気ランキングも併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
1.意外と知らない金魚の生態
金魚は、なんと室町時代には日本に渡ってきたと言われており、鑑賞用として、ペットとして古くから愛されてきました。
これから金魚を飼育しようと思っている方は「金魚の正しい知識」を持って、上手に飼育しましょう。
1-1.金魚の寿命は?
金魚の寿命は10〜15年と言われており、上手に飼育すると20年以上生きることもあります。
ペットの中でも長生きです。
一匹でも飼うことが出来ますし、大きな水槽を置くスペースがあれば、複数飼いでも家の中が華やかになりますね。
1-2.金魚の大きさは?成長を止められる?
ホームセンターなどで売られている金魚、金魚すくいで見かける金魚などは3〜4センチほどですが、金魚はフナの突然変異を交配してつくられました。
フナ同様、金魚も最大30センチほどまで成長する種類もあります。
水槽の大きさに合わせて成長するため、小さい水槽で飼い続けているとあまり大きくはなりません。
ただ、金魚にとってはストレスになると考えられるため、なるべく成長に合わせて広い水槽を用意してあげたいものですね。
1-3.金魚は飼いやすい?飼育での注意点
金魚の飼育は難しくはありませんが、誤った認識や扱いをしてしまうと、金魚が病気になったり死んでしまう原因になります。
《金魚飼育の注意点》
- 水温を保つ必要がある
- 毎日エサを与えなくても良い
- 水槽に使う水道水はカルキ抜きが必要
- 一緒の水槽で飼わない方がいい品種がある
- 人の手は金魚にとって高温のため、移動にはすくい網を使う
また、お迎えしたばかりの金魚は、環境が変わり特にデリケートになっています。
購入先のスタッフさんに、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。
2.飼いやすい金魚の人気ランキング
金魚の品種は100種類以上と言われています。
人気の理由は、飼いやすさ、美しさなど、さまざまな理由があります。
中でも飼いやすく、丈夫な金魚を人気順に4種類ご紹介します。
2-1.1位:ワキン
金魚すくいの金魚といえばこのワキン(和金)です。
ワキンは丈夫で飼いやすい品種のため、初心者向けの金魚と言えます。
金魚の中でも最もフナに近い細長い体つきで、体長も最大で30センチほどになることもあります。
2-2.2位:デメキン
デメキン(出目金)という名の通り、目が飛び出たような姿をしています。
丸い体型でおとなしく、ワキンほど大きくはなりませんが、20センチほどの大きさに成長することもあります。
実は生まれたばかりのデメキンは目は大きくなく、成長とともに目が飛び出てくる面白い金魚です。
2-3.3位:リュウキン
リュウキン(琉金)は、中国から琉球経由で本土に入ってきたことからこの名が付きました。
デメキンのように丸みのある体型です。
長いヒレが特徴で、観賞用として人気があります。
最大で20センチを超える個体もいます。
2-4.4位:ランチュウ
丸い体、頭部にいくつものコブがあるランチュウ。
江戸時代から親しまれていたランチュウは、「上見」と呼ばれる池などで泳ぐ姿を楽しむために改良されてきたため、別名「金魚の王様」と呼ばれています。
成長しても大きさは15センチほどで、水中でのゆっくりとした優雅に泳ぐ姿が特徴です。
3.ペット不可物件では水槽の臭いがトラブルになることも
金魚なら鳴き声もなく、脱走のリスクもありませんが、「ペット不可」の物件である以上、全ての生き物が対象になっていることも珍しくありません。
水槽の掃除を怠ると臭いが発生し、ときに近隣トラブルになるケースもあります。
また、金魚を飼育する上で起こりうるトラブルとして、以下のことがあげられます。
- ろ過装置の騒音
- 水槽の水がこぼれた際の階下漏水
- 大きな水槽で管理不十分だと部屋がカビやすいなど
どんな生き物でも、飼育する以上は何かしらのリスクがあります。
金魚であれば、比較的寛容に認めてくれるところも多いようですが、念のため管理会社や大家さんへ確認しましょう。
4.金魚の飼育に必要なもの
金魚を飼育するために用意するものは、水槽だけではありません。
必要なものを用意して、万全の態勢で金魚をお迎えしましょう。
4-1.水槽
金魚には、四角い水槽がベストです。
狭い水槽は水が汚れやすいため、金魚1匹につき、10リットル以上の水で飼育すると良いと言われています。
金魚鉢や小さな水槽は長期飼育には不向きのため、広い水槽を選んであげましょう。
4-2.砂利
砂利にはバクテリアが発生するため、水をきれいに保つ効果があります。
砂利を敷かないと、下にフンが溜まっているのが目立ったり見栄えも良くありません。
4-3.フィルター付きエアーポンプ
水中に酸素を送り込むためにエアーポンプ、通称「ブクブク」も必要です。
水をきれいに保つろ過フィルター付きのものを選ぶと良いでしょう。
酸素不足になると水面から口を出しパクパクしたり、金魚が弱る原因になります。
4-4.水温計
金魚は水温に応じて、体温が変化する変温生物です。
適温は15〜28度とされているので、水温管理のために水温計をセットしておきましょう。
4-5.エサ
エサは浮遊性と沈降性の2種類があります。
浮遊性は浮くため、食べ残しの掃除が楽ですが、沈んでいく沈降性の方が金魚としては食べやすいです。
粒も大きすぎると食べられないので、金魚の口のサイズに合わせて選びましょう。
4-6.カルキ抜き
水槽の水は水道水を使いますが、金魚は水道水に含まれるカルキが苦手です。
水換えで新しい水道水を水槽に入れる際には、カルキ抜きも必ず入れましょう。
4-7.すくい網
水換えの際はもちろん、安全のため金魚を別の場所に移すこともあります。
すくい網も用意しておくと、いざという時にも安心ですね。
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