1.一人暮らしでもスピーカーで音楽を聴くために
一人暮らしをしていると、部屋にスピーカーを置いて音楽でも聴こうという気分になるものです。
しかしながら、あなたがアパートやマンションに住んでいる場合、自分の好きなように、自分の好きな音量で、好きな音楽を聴いていると時には、近隣の方に迷惑をかけてしまいます。
このようにならないために、あらかじめ賃貸借契約書において音楽の演奏行為について規制している場合があります。
スピーカーの防音対策を考える第一歩は、契約書の記載内容を見直すことから始めないといけません。
契約内容に違反したスピーカーの使用は無用なご近所さんとのトラブルのもとになってしまいます。
また、仮に契約書を確認して特に防音について規定がなかった場合にでも、最低限マナーを守って節度あるスピーカーの使用を心掛けなければいけないのは言うまでもありません。
そこで、今回は近隣トラブルのリスクを少なくし、健全にスピーカーを使うための防音のためのヒントをご紹介します。
2.防音対策一覧
2-1.外への防音
窓を開放的にしているだけで、音は隣の部屋に容易に漏れてしまいます。
良く少し離れたマンションなのにもかかわらず、耳をすませばテレビや音楽の音が聞こえてくるといった経験もあるのではないでしょうか。
窓際の防音対策として、カーテンを防音性のある素材に変えるという方法があります。
素材によって、防音性は異なるようですが、どうしても騒音が気になるのであれば、高級な防音カーテンを購入されてもよいでしょう。
2-2.中からの防音
隣の部屋の音はよく気になるものですよね。
部屋は四隅を壁で囲まれているわけですが、冷静になって考えると、当たり前のことですが、隣の部屋の音で気になるのは、隣の人が住んでいる側の壁だけのはずです。
一度部屋の間取りを振り返ってみて、もし可能であれば、隣の部屋の壁側に家具などを置くようにして、なるべく部屋の振動を隣の部屋に漏らさないように工夫することが必要です。
2-3.下の階への防音
特にマンションにおいて、防音対策すべきは、見渡せる左右だけではなく、下の階の人にも気を配らなければいけません。
これは壁と同じ発想で、下の階の人に音の振動がいきわたらないように、床の層を厚くすればよいのです。
例えば、厚みのあるカーペットにかえることで、若干程度下の階の人に伝わる音は軽減されます。
2-4.隙間
ここまで来たら、ちょっとした隙間においても気を付けておきましょう。
例えば、ドアの開け閉めには、など部屋の内部のところどころにある接合部には、必ずと言ってよいほど、隙間があるものです。
その隙間に対して、防音テープを施すようにして下さい。このテープは、インターネットで検索していただくと非常にお手頃価格で売られています。
2-5.スピーカー自体の防音対策
部屋の防音対策だけではなく、スピーカー自体の設定によっても防音効果を発揮することができます。
それは、第一にスピーカーを壁に近づけないということです。
先ほども述べましたように、壁には少なからず音を振動させる効果があるのです。
壁の近くにスピーカーを置いてしまうと、余計に音が広がってしまいます。
また、面白いことにスピーカーの左右の音源とおよその自分との距離を三角形上に持ってくると、音の振動を抑制することができるという効果があります。
そして、スピーカー自体も振動しているという見方をするのであれば、スピーカーの振動を防ぐために、スピーカーの下に丈夫なクッション材を置いて、揺れを防止するという方法も考えられます。
これは、床における防音対策と同じ発想です。
更に、余計な音を部屋に飛ばさないために、スピーカーの高さをなるべく自分の耳から離さないようにするというやり方もあります。
このように音を広げない工夫を考えるだけで防音対策になることがあります。
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