一人暮らしでもハムスターを飼いたい!という方のために、本日はハムスターの飼育方法と寿命・種類・値段など飼う前に知りたい情報をぎゅっとまとめてみました。
1.一人暮らしでハムスターを飼うには、大家さんへ相談を
人にもよく慣れ、飼いやすいペットとして人気のハムスターですが、一人暮らしで飼いたいと思う人も少なくありません。
ハムスターは大人になっても手のひらに乗るサイズで、ハムスター用のケージを置くスペースさえあれば飼育することは可能です。
しかし、一人暮らしであれば賃貸の集合住宅にお住まいの方が多いのではないでしょうか。
ペット不可とされている物件ならば、犬猫だけでなく、ハムスターも例外ではありません。
大家さんによっては、室内を傷つけることのない小動物であれば飼育を許してくれることもあります。
ですが、全ての生き物を飼育不可としている物件も存在します。
そのため、ペット不可の物件であればまず大家さんに確認しましょう。
許可が下りなければ諦めるか、どうしても飼いたければペット飼育可能な部屋へ引越すことが先決です。
2.ハムスターの寿命と特徴
ハムスターの寿命は2~3年ほど。
小さいだけあって、寿命も短いですね。
種類にもより個体差はありますが、大体は2年ほどでその生涯を終えます。
また、夜行性のため日中はほとんど巣箱の中で寝て過ごし、夜になると回し車で運動したり活発になります。
体が小さいため病気にも弱く、異変に気付いたときには手遅れになっていることも。
早く年をとるハムスターだからこそ、毎日の健康チェックや餌の選び方などに気を配り、少しでも健康に長生きしてもらいたいですね。
3.ハムスターの種類と値段
ハムスターにもさまざまな種類があります。
種類により大きさやカラー、性格など違いがあり、値段も異なります。
ここでは、代表的なハムスターの種類と特徴、値段についてご紹介します。
3-1.ジャンガリアンハムスター
ペットショップなどでも圧倒的に多く見かけるジャンガリアンハムスター。
体長は7~13センチほどで、体重は30~40グラム前後です。
ノーマルカラーでは、グレーがかった体に、背中に一本濃いラインが入っていることが特徴です。
その他にパールホワイト、ブルーサファイア、スノーホワイトなどのカラーがあります。
ジャンガリアンハムスターは、日本だけでなく世界中でペットとして親しまれています。
性格もおとなしく人にもよく慣れることが多いため、初心者でも飼いやすいハムスターです。
値段はカラーにより若干差がありますが、1,000~3,000円前後です。
3-2.ゴールデンハムスター
ゴールデンハムスターはペットとしての歴史が古く、おっとりとして穏やかな性格をしています。
体長14~17センチ、体重は100~200グラムとハムスターの中では大きめです。
背中や顔はオレンジや褐色で、お腹や足回りはホワイトのカラーが一般的。
攻撃性は少ないものの、ジャンガリアンハムスターに比べて人に懐くことは少ない個体が多いです。
値段は2,000円前後です。
3-3.ロボロフスキー
小型ですばしっこく、人間になつきにくいことで知られるロボロフスキーですが、観賞用として人気が高い種類です。
体長7~10センチで体重は15~30グラム。
世界最小のハムスターです。
お腹まわりと口元、眉部分が白く、背面は薄い金色のようなカラーをしています。
小さい体ですが運動量が多く、回し車で走ることが大好きです。
取扱っているペットショップは少ないですが、値段は2,000~3,000円です。
4.ハムスターの毎日のお世話
ハムスターの飼育に難しいことはありません。
毎日ケージから出して運動させたり、ブラッシングやシャンプーも基本的には不要です。
毎日行うお世話は、餌や水の交換と、トイレ掃除がメインです。
4-1.1日1回の餌、水やり
餌はハムスター用のペレットやがオススメです。
ペレットには、ハムスターの体に必要な栄養がバランスよく配合されています。
1日1回、餌と給水ボトルの水を交換しましょう。
ハムスターは野菜やひまわりの種も大好きなので、たまに与えると喜んで食べます。
ですが、種子は脂肪分が高く与えすぎると肥満になり病気の原因になるため、適正量を守ることが大切です。
4-2.ケージ・トイレの掃除
ケージの中に敷くおがくずなどの床材は週に1~2回交換し、トイレを設置する場合はこまめに掃除すると、臭いやケージ内の清潔を保つことが出来ます。
掃除を怠るとハムスター特有の臭いが発生し、部屋に充満します。
また、ハムスターも綺麗好きな動物なので、不潔な環境でストレスを与えないように注意してあげたいですね。
5.ハムスターの飼育における注意点
飼いやすいペットとして人気のハムスターですが、飼育にはいくつか注意点があります。
ハムスターの習性をよく理解した上で、家族としてお迎えしたいですね。
5-1.繁殖力が強い
ハムスターは生後2ヶ月頃になると繁殖可能となり、また繁殖力が強いため、つがいで飼育すると次々に子どもを産みます。
また、相性が悪いと激しい喧嘩をする恐れもあるため、ペットとして飼うのであれば単独飼育が良いでしょう。
5-2.冬眠させないように注意
ハムスターは室温が低くなると冬眠体勢に入ることがあります。
種類により温度は異なりますが、ゴールデンハムスターは10℃以下、ジャンガリアンハムスターは5℃以下と言われています。
体が冬眠体勢に入ると、体温が低下します。
しかし、冬眠は体に大きな負担がかかり、場合によってはそのまま死んでしまうケースも多いです。
本来ハムスターは冬眠しない動物。
秋から冬にかけては特に、室温を保つか、ケージ付近を温めるペットヒーターを使って温度調整をしましょう。
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