一人暮らしの電気使用料は何KWhくらいになるのか知っている方は少ないと思います。
今回は一人暮らしの電気使用料の平均値を紹介し、電気代の節約方法を解説していきます。
1.一人暮らしの電気代・平均KWh
1-1.一人暮らしの一日平均/一か月平均消費電力(KWh)
2014年の一人暮らし世帯の全国一か月平均消費電力は「239.7KWh」です。
これを30で割ると、一人暮らしの1日あたりの平均消費電力は「7,99KWh」ということになります。
比較として複数人数の世帯の月平均電気消費量全国標準値を見てみましょう。
2014年全国平均消費電力 | |
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世帯人数 | 消費電力 |
1人世帯 | 239.7kWh |
2人世帯 | 367.3kWh |
3人世帯 | 431.8kWh |
4人世帯 | 444.3kWh |
5人世帯 | 525.3kWh |
6人世帯 | 637.2kWh |
※参考:Ecolife情報
最もコスパが良いのは5人世帯で、一人あたり約105kWhの消費量となり、一人世帯の半分以下の電力消費量となっています。
1-2.単身世帯の時期別電気料金(月額)
時期 | 月額電気料金 |
---|---|
2019年1~3月期 | 7,123円 |
2018年10~12月期 | 4,828円 |
2018年7~9月期 | 5,588円 |
2018年4~6月期 | 5,185円 |
2018年1~3月期 | 7,098円 |
2017年10~12月期 | 4,616円 |
2017年7~9月期 | 5,169円 |
2017年4~6月期 | 5,020円 |
2017年1~3月期 | 6,414円 |
※参考:政府統計の総合窓口「e-Stat」
消費電力量の多い暖房器具を使いがちな1~3月期は電気料金がかさむ傾向にあるようです。
次いで消費電力量の多い7~9月期は冷房器具の使用による電気料金増加が見られます。
1-3.単身世帯平均月額電気代
2018年の単身世帯平均月額電気代は5,852円です。
1-4.年代別平均月額電気代
年代 | 月額電気料金 |
---|---|
~34歳 | 3,362円 |
35~59歳 | 5,979円 |
60歳~ | 6,601円 |
※参考:政府統計の総合窓口「e-Stat」
若年層と比べると60歳以上の高年層の電気使用料金は約2倍となっていますね。
1-5.男性の平均月額電気代
男性 | |
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年代 | 月額電気料金 |
全世代平均 | 5,564円 |
~34歳 | 3,394円 |
35~59歳 | 6,037円 |
60歳~ | 6,375円 |
※参考:政府統計の総合窓口「e-Stat」
女性 | |
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年代 | 月額電気料金 |
全世代平均 | 6,106円 |
~34歳 | 3,315円 |
35~59歳 | 5,879円 |
60歳~ | 6,721円 |
男性と比べると女性の方が全体的に電気を多く使う傾向にあるようです。
2.電気代節約方法
2-1.電気カーペットの温度設定を低くする
電気カーペットは限られた範囲だけを温める設定も可能なので、より多く節約することも可能です。
2-2.電気ポッドのプラグを抜く
節約金額としては大きいですが、思い立ったらすぐにお湯が使えるという電気ポッドのメリットがなくなってしまうのが少々ネックとなります。
2-3.契約アンペア数を下げる
ほとんどの電力会社は契約アンペア数を下げると、基本料金が安くなります。(サービスによっては基本料金固定のところも)
たとえば東京電力の場合、10A契約なら月々280.80円、60A契約なら月々1,684.80円の基本料金がそれぞれ掛かり、両者の差は1404円となります。
生活に支障のない範囲でのアンペアダウンは効果的な節約と言えますが、ブレーカー落ちに気をつけなければなりません。
2-4.電力会社を変える
2016年4月以降、電力自由化によって私達は電力会社を選ぶことができるようになりました。
特定の時間帯に安くなるプランや各種サービスのセット契約による割引など、自分にとってお得な電力会社のサービスを利用したいですね。
しかし、現在利用している割引プランによっては逆に高くなってしまう可能性があるので、電力会社変更には十分なリサーチが必要です。
2-5.白熱電球をLEDランプに変える
また白熱電球自体は安価ですが、寿命が短いので買い替えの手間や新しい電球代が掛かってしまうのがデメリット。
LEDランプは初期コスト自体は高いものの、長寿命&低消費電力という特徴があります。
100円の白熱電球と2,000円のLEDランプを使用した場合、約9ヶ月(1,500時間)あたりでコストの逆転が起こります。
白熱電球を使っている方は、LEDランプに交換するのがおすすめですね。
2-6.冷蔵庫と壁の隙間を十分に取る
すぐできて手間もかからない節約法ですので、実践する価値は大いにあるでしょう。
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