敷金・礼金なしのゼロゼロ物件のデメリットは?

敷金・礼金が要らないゼロゼロ物件に何かデメリットはあるのでしょうか。

今回は、敷金・礼金ゼロの物件にあるデメリットを確認し、トラブル回避のためにできる対策をご紹介していきます。

1.敷金、礼金とは?

お部屋を借りる時に必要な「敷金」「礼金」ですが、できれば無いほうが初期費用が抑えられて助かりますよね。

では、まず敷金と礼金についておさらいをしてみましょう。

1-1.敷金ってなに?

敷金はお部屋を借りる時に家主さんに預けておくお金です。

あなたがお家賃を滞納したり、お部屋を傷つけたり、設備を壊したりしなければ退去後に返金してくれます。

家主さんからすると、保険のようなお金なので、滅多にまけてくれません。

逆にペットを飼育する場合などは、通常より多くの敷金を預けないといけない物件もあります。

1-2.礼金ってなに?

礼金は文字通り、家主さんにお部屋を借りるお礼としてお支払いするお金です。

ですから、退去時に礼金は返金されません。

礼金は家主さんによっては、交渉するとまけてくれたりもします。

お引越しの少ない閑散期(6~8月)や、どうしても空室を解消したい家主さんなど、タイミングがあえばラッキーです。

2.敷金ゼロのデメリットは?

いくら退去後に返金されるお金でもゼロのほうが助かりますよね。

でも、デメリットも気になります。

2-1.保証料が必要かも?

敷金がゼロということは、家主さんにとって保険がなくなるのと同じような事です。

なので、多くの場合は、敷金の代わりに保証会社との保証委託契約が必須になります。

保証会社に保証料をお支払いして、金銭面の保証を引き受けてもらう事で、家主さんのリスクが軽減されます。

やっかいなのは、保証料です。

これは借主負担のケースがほとんどで、しかも退去時に返金されません。

2-2.退去費用が必要かも?

例えば、もしあなたがうっかり壁紙を傷つけたりすると、退去時には弁償しなくてはなりません。

当然、敷金を預けていないので、出費がかさんでしまいます。

退去時には、次のお引越費用などの出費が必要なケースも多く、入退去の両方でお財布に負担がかかってしまうかもしれません。

3.礼金ゼロのデメリットは?

では、次に礼金ゼロのデメリットも考えてみましょう。

3-1.理由あり物件かも?

礼金がゼロということは、家主さんがそれでも良いから空室を解消したいという事なんです。

  • 「築年数が古い」
  • 「駅から遠い」
  • 「部屋が狭い」
  • 「エレベーターがない」

など、他の物件と比べてマイナスポイントを補うために、礼金をゼロにしているケースです。

礼金有りの物件としっかり見比べれば、マイナスポイントが見えてくるはずです。

3-2.お家賃が高いかも?

簡単にお伝えすると礼金の分割払いのようなイメージです。

初期費用をお安くして、借りてもらいやすいように、家主さんが礼金分をお家賃に転嫁しているケースです。

この場合、長く住めば住むほど、損をした感じがします。

こちらも礼金有りの物件と見比べてみましょう。

3-3.違約金が必要な場合があります。

家主さんは礼金がゼロでも、あなたの退去後には基本的なお部屋の修繕などが必要になります。

なので、1~2年の短期で解約になる時は、「短期解約違約金」が必要な場合があります。

違約金の相場は賃料の1~2ヶ月程度が一般的です。

長く住めば、一切関係の無い違約金ですが、契約前に必ず確認しましょう。

3-2.入退去時に費用が必要かも?

礼金がゼロでも、

  • 鍵交換費用
  • ハウスクリーニング代
  • 消毒代
  • 24時間かけつけサービス

などの、別の費用が必要な場合があります。

こちらも契約前に必ず確認し、不要な商品やサービスがあれば、きちんとお断りしましょう。

4.トラブル回避のために

以上のデメリットをふまえて、トラブルに巻き込まれないように注意をしましょう。

4-1.敷金を多く返金してもらう方法

  • お掃除はこまめにしよう。
  • 壁にネジなどを取り付けない。
  • お部屋でタバコをすわない。
  • お部屋を傷つけない。

4-2.お部屋探し前にネットで調べよう

いくら礼金がゼロでも「理由あり物件」や「割高物件」だと意味がありません。

不動産屋さんに行く前にある程度、調べて行きましょう。

「ネットで効率の良い調べかた」
  • SUUMO、HOME’Sなど大手ポータルサイトから検索してみる
  • 希望エリア、希望駅を入力
  • 共益費込みの希望賃料を入力
  • 駅からの徒歩距離を入力
  • 築年数を入力
  • こだわりの設備、条件を入力

ポイントは、最初はワガママ放題で検索します。

無ければ妥協できるポイントを少しずつ変更してみましょう。

気に入った物件があれば保存しておいて、不動産屋さんに直接聞いてみるのもオススメです。

4-3.申込み前に契約内容を確認しよう

内見のあと、気に入った物件があれば、お申込みをする前に契約内容を確認しましょう。

特に費用に関する部分は重要なので、納得できるまで質問しましょう。

「契約内容のチェックポイント」
  • 短期解約違約金の有無と金額
  • 解約予告は何ヶ月前に必要か
  • 保証料の有無と金額
  • 鍵交換代の有無と金額
  • ハウスクリーニング代の有無と金額
  • 消毒や消臭の有無と金額
    (こちらは任意の商品なら、購入自体を検討してみましょう。)
  • コメント: 0

関連記事

  1. おすすめのお小遣い稼ぎ

    一人暮らしでお金がない人におすすめのお金を作る方法8選

  2. 入っておくべき保険

    これだけには入っておきたい!一人暮らしにおすすめの保険を3つご紹介

  3. 変動費の節約

    一人暮らしの月々費用を節約する2つの視点

  4. 一人暮らしにおける家電費用

    一人暮らしを始めるときに必要な家電の費用はいくら!?

  5. 女性の費用

    一人暮らしをする際に、女性だからこそ考慮したい3つの費用

  6. 初期費用の相場

    気になる一人暮らしの初期費用!どこよりも詳しい平均、相場解説

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。