シンプルで美しく暮らす「6畳レイアウト」の考え方

シンプルで美しく暮らす「6畳レイアウト」の考え方

一人暮らし女子の方で、6畳部屋のレイアウトに困っているならば、ぜひ今回の特集をご覧下さい。

シンプルで美しく暮らす「6畳レイアウト」の考え方をご紹介します。

1.「レイアウト」から始めない

「気分転換したい」

「もう少しスッキリ暮らせたらいいな」

「お洒落な部屋にしたい」

そんなとき、モノを動かすことから始めていませんか。

手っ取り早く気分を変える方向として、家具のレイアウト変更は有効な手段。

でも、少し時間が経つと元通りという人も多いのでは。

レイアウトから始めると、失敗します。

なぜなら、単にモノの移動だけになってしまうから。

本当の意味で心地よい空間をつくるためには、どうすれば良いのでしょうか。

2.シンプルな一人暮らし3つのルール

シンプルな暮らし3つのルールとは、

  • 「整理」
  • 「整頓」
  • 「清掃」

です。

誰もが知っているこの言葉ですが、本当の言葉の意味、違いまで理解していますか。

2-1.整理とは、いるものといらないものを区別し、いらないものを捨てること

less is moreという言葉があります。

これは建築家のミース・ファン・デル・ローエが、自らの作品のコンセプトとしてよく使用していた言葉です。

余分なものを削ぎ落とし、大切なものにフォーカスすることが豊かな生活につながるという考え方です。

あなたのお部屋には、たくさんのモノが溢れていませんか。

今の時代、不用品はお金になります。

メルカリやリサイクルショップをうまく活用して、上手にモノを減らしましょう。

2-2.整頓とは、必要なものを最適配置すること

コップには大きな石から入れなさい」という言葉があります。

これは時間の使い方で大切な考え方とされています。

大切なこと、時間がかかるものから順番にやりなさいという意味です。

空間にも同じことがいえるでしょう。

一人暮らしの家具で大きいものといえば、ベッド、机、冷蔵庫等でしょうか。

まず大きな家具、家電のレイアウトから考えます。

次に使用頻度です。

使う頻度は、レイアウトを考えるヒントになります。

例えばこのように分けてみましょう。

  1. 毎日使う
  2. 週に数回
  3. 月に数回
  4. 季節もの

このように4つのグループに分け、頻度が高い順にレイアウトを考えていきます。

どこにおけば一番出し入れしやすいか。

モノをリストアップして、使用頻度をメモすることは少し手間かもしれませんが、モノの総量を把握でき、俯瞰して見れるため、有効な手段です。

2-3.清掃とは、綺麗に、清潔にすること

清掃は、整理整頓ができているかのチェック機能も果たします。

掃除をしていたら、無くしていたものが見つかったという経験はありませんか。

掃除を適度に行っている人は、どんなモノがどこにどれだけあるのかを把握しているので、無駄なお金を使うことも少ない傾向にあります。

習慣になっていない人は一日5分からでも、初めて、徐々に習慣にしていきましょう。

3.日本の文化に学ぶお洒落の本質

お洒落の本質とは。

デザイナーズ家具を置いたり、高いアートを置くことがお洒落なのでしょうか。

WEBで紹介されるオシャレ雑貨を置けば、オシャレ部屋になるのでしょうか。

お洒落の語源を調べると、こう記されています。

『おしゃれは、「晒れ」よりも「戯る」に基づくものとされる。

「戯れること」は機転が利き気が利くことから、垢抜けしていることでもあり、そこから、おしゃれをする意味の動詞「しゃれる」が生まれ、おしゃれになったと考えられる。』

参考:語源由来辞典

語源を調べていくと、「粋」と近い意味があることがわかります。

粋とは、『気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。』とあります。

参考:コトバンク

語源からたどっていくと、日本人が本来内に持っている、「粋」という感性にお洒落のヒントがありそうです。

哲学者である九鬼周造がまとめた、『「いき」の構造』という著書によると、粋には3つの要素があります。

3-1.①媚態(びたい)

異性に対する「つやっぽさ」や「色気」であり、セクシーで上品なふるまいのことをいいます。

3-2.②意気地

反骨心や気概のようなもの。平たくいえば、「こだわり」ともいえます。

3-3.③諦念

運命を受け入れ、未練がましくなく、あっさりとした姿勢のことです。

相反するようなこの3つの要素、まとめれば「色気があって、気高く、さっぱりとした心持をもった様子」のことです。

インテリアで考えたときに、思わずゾクっとしてしまうような色気を感じる一方で、その人らしさがにじみ出るこだわりがハッキリしていて、それでいて何かホッと落ち着くような方の力の抜けた空間ということになるでしょうか。

4.まずはベッド周りのインテリアから

まずはベッド周りのインテリアからはじめてみましょう。

整理・整頓・清掃

  • 整理:不要なものを捨てる
  • 整頓:ベッド本体、サイドテーブル、照明等ベッド周りのもののレイアウト
  • 清掃:綺麗に、清潔に

4-1.粋なベッドルーム

粋なベッドルーム1

ほの暗い明かりは影を生み出し、色気のある空間を作り出します。

サイドテーブルに小さな照明をひとつ、おいてみましょう。

粋なベッドルーム2

シーツにこだわる。長時間肌に触れるシーツ。

ホテルのような上質な肌触りのシーツを選びましょう。

粋なベッドルーム3

ベッドのそばにおかれたグリーンは、肩の力を抜いて、ほっとさせてくれる存在です。

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