1.一人暮らしの料理事情
一人暮らしの料理は一人分だからこそ、手間で面倒になりがちですよね。
外食をしたり、スーパーでお惣菜を買ったりして、なんとか凌いでいるものの「このままで大丈夫かな」と気になりませんか?
そこで、一人暮らしにぴったりな「作り置き」という方法を紹介していきます。
1-1.一人暮らしで料理するなら「作り置き」を!
日持ちしやすい料理を作ることで、3−4日は保存することができるものです。
温めれば、そのまま食べられるので便利です。
1-2.作り置きはいつするのか?
半日程度で1週間分は用意できるはずです。多く作りすぎた場合は、冷凍すればさらに日持ちします。
料理は、仕事や学校から帰って、それから一からレシピを考えて料理して…となることで面倒に感じます。
だから、まとめて一度に作って、料理を作りおくことで、毎日料理をする手間を省くことが大切です。
2.一人暮らしで料理をするメリットって?
でも外食や惣菜で成り立っている生活でいいから、と思っている人もいますよね。
一人暮らしで料理するのにどんなメリットがあるのでしょうか?
2-1.節約になる
まず第一に、食費の節約に繋がります。
外食をする場合、頑張って安くすませても1食に500円ほどはかかります。
1500円×7日=10500円/1週間
月に最低でも4万円から5万円かかってしまうのです。
対して、自炊をした場合の単身者の食費は、総務省のデータによると「27000円ほど」と平均が出ています。
例えば光熱費を含めても、おそらく自炊をすれば外食費を超えることはないはずです。
2-2.健康的な食事になる
外食はカロリーオーバーしがちです。
料理始めたばかりのころは無理でも、慣れてきて、意識していけば、健康的な料理を作れるようになります。
おいしい料理を食べながら健康になれるのは、いいと思いませんか?
2-3.料理ができるようになれば異性へのアピールポイントに
外食や中食が便利な現代です。
料理できなくてもいい時代に、料理ができることで、男女ともに、モテる要素に繋がるでしょう。
相手の好きなものを作れたらもっと最高。
料理ができることを、良い面としてアピールしていくといいでしょう。
3.一人暮らしの作り置きレシピ特集!
一人暮らしにおすすめの作り置き料理があります。
どれも簡単で、一人暮らしにはもってこいのものばかりです。
お肉編、野菜編、その他と合計9種類の料理を紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください。
3-1.お肉編
ハンバーグ
作り置きの定番料理!
ハンバーグは、ひき肉と玉ねぎと、他少しの調味料で簡単に作ることができます。
ソースはケチャップやおろしにしてもおいしいです。
小さく作って焼くことで、お弁当のおかずにもなります。
お肉をしっかりこねることで空気を抜きましょう。そして、生の部分がないように、中まで火が通るように焼くことで、肉の酸化を防ぐことができます。
保存方法は、焼いた後粗熱が取れてからラップで一つずつ包むといいでしょう。個包装にすることで、取り出してすぐレンジで温めることができます。
唐揚げ
唐揚げもおすすめです。
唐揚げは、鶏肉を醤油などで味付けし片栗粉や小麦粉をまぶして揚げるだけの料理で、簡単です。
ちょっとの揚げ物だと、油を大量に使うのはもったいないのですが、まとめて揚げることで、一人暮らしでも安心して揚げ物ができます。
冷めると味が染み込んで、味が濃く感じるため、唐揚げは普通に調理する時よりも薄めの味付けで作るのがポイントです。
保存方法は、ラップに包むかタッパーに入れて保存しましょう。冷凍の場合は、フリーザーバックに入れて、空気をしっかり抜いてから冷凍してください。
蒸し鶏
とってもシンプルで簡単なのが、蒸し鶏です。
鶏むね肉を、皮をはいでお湯で茹でるだけ。(中身が生煮えにならないよう注意が必要です)
蒸し鶏を裂いて、サラダに乗せればサラダチキンになり、タレをかければ棒棒鶏、もちろんそのまま食べても美味しいしヘルシーな万能料理です。
その上、鶏むね肉はどのスーパーへ行っても比較的安価な価格で売られているので、お金がピンチな時の救世主になってくれます。
肉は、火が通りにくいのでしっかり火が通ったことを確認してください。また、沸騰させ続けたお湯で作るより、弱火でコトコト煮込んで作った方が柔らかい食感になるので、できれば弱火調理を。
冷蔵の場合、裂くか切るかしてタッパーに入れて保存をしてください。冷凍だと、ラップに包むかフリーザーバックに入れて空気に触れない状態で保存しましょう。
3−2.野菜編
きんぴらごぼう
ごぼうは、意識しないと不足しがちな食物繊維がたっぷりです。
ぽりぽりした食感もおいしくて、頼りになる副菜。
忙しいときは、ご飯ときんぴらごぼうでさっと食事を済ますことができますし、冷蔵でも冷凍でも結構日が持つのでかなりおすすめです。
きんぴらごぼうを作るときは、こんにゃくや肉などの傷みやすい食材を入れずに作ることで、日持ちしやすくなります。
1食分ずつ小分けしてラップに包んで冷凍・冷蔵保存しましょう。
にんじんしりしり
沖縄の郷土料理として知られる、にんじんしりしりです。
卵と人参だけのシンプルな料理ですが、ビタミンAが多く含まれる人参と、タンパク質の摂取ができる卵の最強の組み合わせ料理なんです。
栄養満点で、彩もいいので盛り付けも華やかにしてくれます。
にんじんは水分が出やすいため、汁気がなくなるまで煮炒めて作りましょう。
きんぴらごぼう同様、一食分をラップに包んで冷蔵・冷凍保存します。
ほうれん草のツナ和え
ほうれん草と、ツナとめんつゆなどの好みの調味料をさっと和えてできる簡単作り置き料理です。
ツナの魚介の旨味が、ほうれん草と絡み合い、簡単なのにお箸が止まらない料理でもあります。
ほうれん草は、切った状態で冷凍された「冷凍野菜」として、スーパーに置かれていることが多く、それを解凍して、ツナ缶と混ぜるだけでいいので簡単でオススメです。
ほうれん草は水分が出やすいため、ツナと和える前にしっかりと絞ってから和えてください。
冷蔵保存の場合は、密閉容器に入れてから保存してください。冷凍の場合、ラップで小分けするか、フリーザーバックに入れて平らにして保存。空気に触れないようにしましょう。
ツナの油はあった方が、風味を保ったまま保存できます。
3-3.そのほか
卵焼き
卵焼きも保存がきく料理です。
シンプルな卵焼きでもいいですし、大葉を加えたりノリを加えたりと味も変えやすくて飽きない上、食事に彩を与えてくれるので、作り置き料理としては欠かせません。
意外と作るのが手間なので、作り置きしておけばいつでも食べられて便利です。
卵は加熱した時点で、菌が繁殖しやすいため、作ったあとはすぐ冷ましましょう。生の部分があると傷みやすいので、保存用に作るときは中まで焼くことです。
一つ丸々、密閉容器に入れて保存してもいいですし、切ってから一つずつラップに包んで保存してもいいです。
冷凍する場合、自然解凍の方が、卵の水分が保たれて食感を守れるので、おすすめです。
ピザトースト
食パンに、ケチャップとチーズをのせて、そのまま冷凍。
そしてそれをそのまま焼くだけで、ピザトーストの出来上がりです。
朝ごはんや小腹が空いた時、簡単に食べられるのでおすすめです。
手間を加えて、トマトやピーマン、ベーコンなどを一緒に乗せて冷凍しておくのもいいですね。
食パンを一袋買ったタイミングでやっておくと便利です。
チーズはピザ用チーズを使って作ると、火が通りやすくて温めやすいです。
一枚一枚、ラップに包んで冷凍保存をしてください。トマトやピーマンなど、生物を使っている場合は、冷凍でも早めに食べる方がいいです。
チキンライス
チキンライスは、1食分ずつ冷凍しておけば、おかずを用意するのも面倒、というときに卵を巻くだけでちゃんとした1食になります。
もちろんそのまま食べても十分1食です。
また、チキンライスにチーズを乗せて焼けばドリアにもなりますし、コンソメスープの中へ入れればトマトリゾットにもなります。
ケチャップとご飯を炒めるときに、ケチャップの汁気はちゃんと飛ばしておきましょう。パラパラとしたチキンライスが作れる上、保存に適した状態になります。
冷蔵でもいいですが、なくなるまで毎日チキンライスを連続で食べるのを避けるなら、1食ずつラップに包んで、冷凍保存しておきましょう。
4.一人暮らしの料理の手間は作り置きで解決!
一人暮らしの料理のメリットはわかってもらえたかと思います。
料理をするメリットがわかっていれば、料理へのモチベーションにもつながり、継続して作っていくことができます。
まず、ぜひ手間の少ない作り置きからぜひ挑戦してみてください。
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